リハビリテーション学科 理学療法学コース(理学療法学科)
触れて、感じて、考えて。
それが理学療法士の第一歩
「誰かのために」という気持ちは
学びでも仕事でも大きな推進力に。
高齢化社会が進む現在、より高度な医療現場で活躍できる人材が求められています。スポーツをはじめ、さまざまな分野に精通した教員が多い本学は、専門知識や技術を磨くにはうってつけの場所です。加えて、人間コミュニケーション学科と連携することにより、心理学に基づいたコミュニケーションを学ぶことは大きなプラスになります。しかし、何より大切なのは「誰かのために」という気持ち。大学での学びも、社会に出てからも、その気持ちが前進するための大きな原動力になるはずです。
現理学療法学科長 粕山 達也

めざす国家資格
理学療法士
文部科学大臣指定の理学療法士養成校である本学では、卒業と同時に理学療法士国家試験の受験資格が取得できます。
理学療法学コースの特色
クラス担任が大学生活や
国家試験・就職を個別サポート
きめ細かな国試対策や志望に合わせた実習先の選定など学生の将来へとしっかり指導。学生生活の不安や悩みにも個別フォローを行っています。
スポーツ理学療法をはじめとする
多彩な分野の専門家である教員の指導
教員の研究室での学修や充実した設備を備えた実習・実験室で学ぶことにより、確かな技術と知識を身につけます。
心理学に基づく
コミュニケーション能力の養成
学部内に心理系学科があることが大きな特長。人のこころを学ぶ共通科目が充実しており、他学科科目も履修可能。医療職に欠かせないコミュニケーション能力を養います。
理学療法学コースでの学び方
学びの領域
理学療法における基礎医学
「身体機能」を理解することは理学療法の前提。臨床の場で応用ができるよう、多くの画像教材や人体模型を使用しながら学修します。
内部障害系理学療法
呼吸器、循環器、代謝などの機能障害により、健康が損なわれている患者さんに行う運動療法を「内部障害系理学療法」と呼びます。まず、基礎的な解剖学、病理学などをしっかり学んだ上で、専門的な運動療法について学修します。
運動器系理学療法
骨・関節に障害をきたす整形外科疾患の理学療法は、患者さんの数が多く、理学療法士の果たす役割も大きい分野。解剖学、生理学、運動学などの基礎にはじまり、整形外科学、運動器系理学療法などを学ぶことで臨床応用力を身につけます。
神経系理学療法
身体にまひが生じるなど、生活に必要な機能に障害がある患者さんに対して行う運動療法のこと。患者さんの数がとても多く、最も重要な分野の一つです。脳の構造や機能を学び、さらに中枢神経の疾患やその運動療法について学修します。
4年間の学びの流れ
「理学療法士」と言っても、専門分野や領域はさまざま。興味を抱いた分野を広く学べるのが健康科学大学の4年間。
1年次
基礎知識を固める
Pick Up解剖学Ⅰ
医療の基礎である人体の構造について、「細胞」「組織」「器官」の階層的な関係と概要を学びます。
2年次
高度な専門知識を学び始める
Pick Up運動学実習
筋力・歩行・呼吸・筋電図などの測定をグループで行いながら、生体の運動学的・生理学的な反応のデータを分析します。
3年次
臨床実習など実践的に学ぶ
Pick Up運動器系理学療法学実習
骨折、脱臼、脊椎疾患など、個々の運動器疾患に対する理学療法評価や治療方法の実践について学びます。
4年次
国家試験に挑む
Pick Up理学療法演習Ⅳ
国家試験に向けて3年間で学んできたことを分野に分けて復習していきます。
カリキュラム
研究と臨床で、時代に対応できる専門職に。
臨床実習・国家試験サポート
臨床実習フォロー
一人ひとりの状況・習熟度に合わせて助言
各学年で実習を行うカリキュラムとなっており、大学で学んだ知識・技術を臨床現場にて実践・再確認・応用するための重要な科目として位置づけられています。
実習先について
山梨県、静岡県、長野県を中心に、東北から九州までおよそ230施設と連携をしています。
実習先例(山梨県内)
健康科学大学クリニック、山梨赤十字病院、富士吉田市立病院、山梨県立中央病院、山梨大学医学部附属病院、山梨リハビリテーション病院、加納岩総合病院、国立病院機構甲府病院、甲州リハビリテーション病院、湯村温泉病院、ほか
国家試験対策
最大限に努力できる学修環境を生み出す
本学科では、毎年高い国家試験合格者数を維持しています。
学内テストや模擬試験結果を分析して個々の理解度を細かく把握、一人ひとりの習熟度に合わせた無駄のない指導で確実に弱点を克服。独自のグループ学修で合格に導きます。
Point 1
国家試験対策特別講義
各分野の要点をまとめた講義をそれぞれの専門教員が行います。これにより3年次までの学修内容の復習を行い、国家試験に向けて知識の底上げを図ります。
Point 2
独自の過去問題分析に基づいた
習熟度別の学修メソッド
4年次の4月から、毎週1回領域別の確認テストを実施。一人ひとりの理解度を細かく把握して、無駄のない指導で苦手分野を克服します。
Point 3
開かれた研究室と手厚い支援
教員の研究室を開放することで、いつでも教員に質問できる環境を整えます。また、学生同士で教え合うことで個々の理解度向上を図ります。
卒業後の進路
過去の主な卒業生実績
山梨県
山梨県立中央病院、国立病院機構甲府病院、地域医療機能推進機構山梨病院、山梨赤十字病院、市立甲府病院、都留市立病院、富士吉田市立病院、笛吹中央病院、甲州リハビリテーション病院、山梨リハビリテーション病院、加納岩総合病院、山梨厚生病院、恵信グループ、湯村温泉病院、山梨勤労者医療協会、ツル虎ノ門外科・リハビリテーション病院、医療法人笹本会 ほか
長野県
信州大学医学部附属病院、長野県立こども病院、岡谷市民病院、昭和伊南総合病院、佐久総合病院、相澤病院、長野松代総合病院、丸の内病院、上伊那生協病院、富士見高原病院 ほか
静岡県
浜松医科大学医学部附属病院、富士脳障害研究所附属病院、沼津市立病院、伊東市民病院、掛川市・袋井市病院企業団立中東遠総合医療センター、NTT東日本伊豆病院、フジ虎ノ門整形外科病院、新富士病院グループ、熱海所記念病院、医療法人社団アール・アンド・オー ほか
神奈川県
聖マリアンナ医科大学附属病院、帝京大学医学部附属溝口病院、横浜市立脳卒中・神経脊推センター、海老名総合病院、座間総合病院、湘南慶育病院、鎌倉リハビリテーション聖テレジア病院、平成横浜病院、新横浜リハビリテーション病院 ほか
東京都
順天堂大学医学部附属順天堂医院、東邦大学医療センター大森病院、東京都リハビリテーション病院、南東北グループ総合東京病院、独立行政法人国立病院機構災害医療センター、日本パーソナルトレーナーズ協会、リハビリ特化型デイサービスリハテラス ほか