看護学科
「いのちと向き合う」ための、
豊かな人間性は必要不可欠。
“その人らしく学ぶ”看護教育を目指して
看護で大事なことは、その人が大切にしていることや望んでいることを知り、どうすればその人らしく生きられるかについて、その人と共に考えることだと思います。教育でも同じであり、学生と対話しながら学修上の悩みや希望・期待を知り、学生自らが悩みを解決したり、自分の興味や関心を探求したりしながら、その人らしく学べるよう導くことを大切にしています。富士山に見守られた自然豊かなキャンパスで、皆さんと対話しながら、ともに看護を学ぶことを楽しみにしています。
学科長 坂本 文子

めざす国家資格
看護師・保健師(選抜制)
※2年次後期終了時に定員80名のうち20名を上限として、保健師免許の取得をめざす学生を選抜します。
※保健師資格取得後、都道府県教育委員会への申請により養護教諭二種免許が取得できます。
看護学科の特色
あなたの将来にコミット!
目的を達成させるために、あなたの未知なる可能性を引き出し一人ひとりの個性に合わせた教育を行います。国家試験対策も万全です。ここで得た確かな学びと経験は、あなたの将来にとってかけがえのないものとなるでしょう。
あなたの居場所にコミット!
看護学部は、安全で安心な学修環境を提供し、あなたが毎日通いたいと思える居心地のよい空間を追求しています。そこで出逢う友人や教職員とのかかわりの中で人間性が育まれます。ここでの4年間はあなたの期待を裏切りません。
コミュニティにコミット!
看護学教育を通じて、思いやりの心、相手を敬い寄り添う心が育まれます。この大学は地域の方々に見守られ、愛されています。地域の方々との交流を深め、地域に貢献できる地域に根ざした大学をめざします。あなたの将来の就職先につながる可能性もあり、今後も全力で地域から求められる学部をめざします。
看護学科での学び方
活躍するフィールド
病院だけでなく、地域と密着した多彩な活躍の場へ。
医療分野
入院・通院している患者さんに対して、健康管理や日常生活の援助、医師の診療の補助などを行います。
〔主な活躍の場〕
・病院
・クリニック
・訪問看護ステーション など
地域保健分野
地域に住んでいるさまざまな住民を対象に、健康の保持増進や疾病の予防を支援します。
〔主な活躍の場〕
・保健所
・地域包括支援センター
・市町村保健福祉センター など
介護・福祉分野
高齢者や障害をもつ人に対して、健康を守り日常生活を支えるために援助を行います。
〔主な活躍の場〕
・介護老人福祉施設
・介護老人保健施設
・デイサービス
・訪問看護ステーション など
その他の分野
病院、地域、介護福祉以外にも、さまざまなフィールドで看護職が活躍しています。
〔主な活躍の場〕
・大学等の研究職
・学校の保健室
・企業の健康管理室 など
4年間の学びの流れ
地域との触れ合いを大切に人間性を磨きながら、看護師・保健師をめざす4年間。
1年次
スタートアッププログラムⅠ
看護師や保健師を目指している今の気持ちを整理し、これからの学生生活
の目的意識を明確にしていきます。また、大学生としての振る舞いや、授業を受ける姿勢・態度、レポート作成などの知的生産スキルの基礎を学びます。。
2年次
成人・老年看護援助論Ⅲ
リハビリテーションを必要とする人に対しての看護実践方法について学びを深めます。特に、対象となる方の生活を支えていく看護について深く考えていきます。また看護師以外のさまざまな専門職にも目を向け、多職種の役割を理解し、チームで協働して看護実践することを学びます。
3年次
基礎看護学実習Ⅱ
大学入学後の既習知識を基に、初めて自らの力で看護援助を行う実習となります。対象となる患者さんの身体や病気の事だけでなく、その方の生きる姿勢や社会での役割なども理解したヘルスアセスメントを行います。生涯忘れられない患者さんや看護師さんと出会える実習です。
4年次
看護総合実習Ⅱ(地域支援)
地域の中で暮らす子どもから高齢者など家族の健康を丸ごと支援できる看護職が求められています。さまざまな看護活動の場で、人々が自分らしく生活できるように看護によって何ができるかを考え、課題解決する過程を経験します。卒業後の自分を描きながら看護学を探求する実習です。
実習について
臨地実習フォロー
必要に応じて瞬時に助言・指導ができる体制
大学で学んだ基礎知識・技術の振り返りに加え、受け持つ患者さんの疾患や年齢による特徴の整理を行い、看護計画をしっかりと立てて臨みます。教員が学生と行動を共にすることで、実習指導者からの助言や指導を、必要に応じて瞬時に補い、学生の個性や力に合わせたサポートをしています。
3年次の一例
臨地実習の流れ
主な実習先
都留市立病院、山梨赤十字病院、富士吉田市立病院、上野原市立病院、大月市立中央病院、山梨県立中央病院、山梨大学医学部附属病院、山梨県立北病院、市立甲府病院、国立病院機構甲府病院 ほか
国家試験対策
1年次から始まる学年別の綿密な計画と個別指導
1年次のうちから国家試験を意識した指導が始まります。
最初は学修習慣を身につけるところから始まるので、専門知識も安心して学修を積み重ねることができます。
学生一人ひとりの習熟度と個別性に合わせた対策を行い、国家試験に合格できるだけの力がつけられるよう、サポートしていきます。
Point 1
入学時からの個別学修指導
1年次から卒業まで継続する「小クラス担任制度(教員1名に各学年6~8名の学生を担当)」のもとで、各学生の個性に合わせた効果的な個別学修指導を行います。また先輩から後輩に対する国試対策アドバイスを含めた学修支援サポートをしていきます。
Point 2
各学年の学修到達目標に応じた
学修支援
1年次「人体構造機能学の修得」、2年次「疾病治療学・病理学等と基礎看護学の統合」、3年次「臨地実習と関連させた各看護学領域の修得」を各学年の到達目標としています。それらの達成のために、各年度末に到達度を測るテスト及び関連する強化補講を
行います。
Point 3
4年次の国家試験に向けての
集中学修会の開催
各学生の成績に応じたグループ別学修会を行います。一人ひとりの実力に応じた支援のために模擬試験ごとにグループを組み直し、到達レベルに合った学修と苦手分野の克服を目指します。さらに、夏期特別補講・冬期特別学修会・苦手領域補講・国試直前学修会などで切れ目のない学修支援を行っていきます。
卒業後の進路
過去の主な卒業生実績
山梨県
[看護師]山梨大学医学部附属病院、山梨県立中央病院、国立病院機構甲府病院、山梨赤十字病院、山梨勤労者医療協会、富士吉田市立病院、市立甲府病院、上野原市立病院、都留市立病院、大月市立中央病院、山梨厚生病院、ツル虎ノ門外科・リハビリテーション病院、富士温泉病院、峡南医療センター富士川病院、日下部記念病院、加納岩総合病院、白根徳洲会病院、JCHO山梨病院
[保健師]都留市役所、山梨市役所、忍野村役場、身延町役場、都留文科大学
長野県
信州大学医学部附属病院、諏訪赤十字病院、長野赤十字病院、伊那中央病院、松本中川病院
静岡県
順天堂大学医学部附属静岡病院、静岡県立総合病院、国立病院機構 静岡医療センター、静岡厚生病院、フジ虎ノ門整形外科病院、富士整形外科病院、新富士病院
東京都
順天堂大学医学部附属練馬病院、昭和大学病院、日本医科大学付属病院、国立病院機構災害医療センター、順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター、東京都保健医療公社、東京西徳洲会病院、東京警察病院、立川相互病院、榊原記念病院、東大和病院、公立福生病院、東京臨海病院、こころのホスピタル町田