人間コミュニケーション学科(福祉心理学科)
人と社会に向き合い
誠実な暮らしと生きざまを創造する。
本学で唯一、国家資格を目指すと同時に、国家資格ではなく自分磨きの学びから公務員や民間企業の社会人として卒業できる、人文社会系の学科です。
社会福祉学と心理学に共通する社会と人間の理解、豊かなコミュニケーション力を培い、多様な進路を展開できます。


人間コミュニケーション学科の特色



取得をめざせる資格
国家資格
社会福祉士
精神保健福祉士
公認心理師 (※1)
1年次から計画的に学習を開始することで2つの資格取得も可能です。
(※1) 卒業後、大学院進学または特定施設での就業訓練を要する。
公的・民間資格
社会福祉主事(任用資格)
児童指導員(任用資格)
コミュニケーション検定
サービス接遇検定
人間コミュニケーション学科の学びと進路
めざせる7つの進路
進路別カリキュラム
本学科では、教養を身につけた上で、目標とする資格や進路に合わせ、社会福祉学と心理学の講義を自由に選択することができます。
社会福祉学と心理学に共通する必須科目を修学して卒業をめざします。
民間・公務員をめざす学生へのフォロー
就職対策
学生一人ひとりに合った将来をサポート
3年次の3月頃から始まる就職活動に向けて、自身の根底にある考え方や家庭環境・大学入学までのバックグラウンドなどを教員と共有しながらそれぞれの生き方を見つめます。教員・学生同士の繋がりがとても強くなり、この関係性に基づいて、卒業まで指導していきます。
外部委託セミナー
民間企業への就職応援
適性診断・業界分析・企業研究・自己PRの技など、一般企業への就活に欠かせないマナーとスキルを専門講座で磨くことができます。
地方公務員(行政職)への就職応援
独自の対策が必要な公務員試験で、効果的な勉学方法を習得できる外部の専門予備校の特別講座を学生割引価格で受けることができます。
キャリア応援科目
コミュニケーション力を生かして民間企業の社会人として活躍できることに役立つ各資格の取得を導く、ユニークな科目を受講できます。
●ホスピタリティコミュニケーション
●地域づくりとコミュニケーション
●福祉心理学基盤演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ など
国家資格取得をめざす学生へのフォロー
現場実習フォロー
実習中のきめ細かな指導で不安を解消
国家試験受験を希望する人は、それぞれ現場実習があり、現場での専門家の役割を学びながら将来に備えます。
担当教員が行う実習地巡回訪問や帰校日指導によって、疑問を解消しながら不安なく実習を進めることができます。
社会福祉士をめざす場合 | 精神保健福祉士をめざす場合 | 公認心理師をめざす場合(※) | |
---|---|---|---|
期間 | 60時間+180時間以上の2か所での実習 | 90時間以上の医療機関での実習 120時間以上の福祉施設等での実習 |
80時間以上 |
時期 | 2年次:1~3月 3年次:1~3月 |
4年次8~9月 | 3年次または4年次 (他国家資格を同時に目指す場合で時期が異なる) |
場所 | 老人福祉施設、児童福祉施設、障害者支援施設、福祉事務所、総合病院 など | 精神科病院、精神障害者施設、生活訓練施設、精神保健福祉センター、保健所 など | 医療(病院や診療所等) 教育(学校や教育センター等) 福祉(児童・障害者支援施設等) 司法(刑務所や少年鑑別所等) 産業(産業保健センター等) などを予定 |
(※)実習科目は2022年度に文部科学省に届出予定
国家試験対策
少人数・習熟度別クラス学習
教員が毎日研究室を開放し、少人数のグループ学習で疑問点を丁寧に取り除きます。
独自の過去問題分析や集中講義により、学科全体でサポートしています。
学生の声
一緒に悩んでくれる先生と友人がいるから心強い。
1年生
袋井 凌良さん
山梨県立山梨高等学校出身
身内に高齢者福祉に関わっている人が多く、自然と福祉分野に興味を持ちました。ただ、今は進路に関してとても悩んでいます。本当に自分は社会福祉士になりたいのか、向いているのか。そんなときに心強いのが、先生や友人の存在です。私の考えを否定せず一緒に考えてくれる、だからこそ“一人じゃない”と安心して悩めます。まだ学生生活は始まったばかり。4年間をかけて、社会福祉士も含めたさまざまな可能性を見つけていきたいです。
憧れが現実になっていく成長が実感できる環境。
1年生
髙山 笙さん
(右:田村講師と)
山梨県立甲府城西高等学校出身
社会福祉士をめざすきっかけはドラマの影響。軽いと思われるかもしれませんが、地域の人たちのために何かできる人に真剣に憧れていました。実際に授業を受けてみると、社会福祉士のこと、心理学のこと、知れば知るほど夢への思いは強くなりました。少人数制も実際に体験してみるといいですね。先生に質問しやすいので、課題がすぐに解決でき、成長している実感があります。憧れを現実にするため、たくさんのことを吸収したいですね。
考えを言語化する指導で将来のビジョンが明確に。
4年生
小西 里奈さん
山梨県立北杜高等学校出身
高校での介護実習で、地域の方々に満足や納得のいく形でサービスを利用して欲しいと思い、社会福祉士を目指しました。健大に入学し、なかなか自分の目指す社会福祉士像が定まらない中、渡邊研究室に入ったことが転機となりました。自分と向き合い、考えを言語化するという先生の指導で将来のビジョンが明確になり、就活指導や卒論での丁寧な指導が自信に繋がりました。おかげで迷いなく勉強にも向き合え、社会福祉士として地域の方々を支援するという目標に近づいていると実感しています。
授業や先生方の後押しで今と未来の自分を再確認。
4年生
雨宮 知生さん
山梨県立山梨高等学校出身
作業療法学科に入学しましたが、2年次に自分の進路に迷いが出たため転学科しました。民間企業への就職も後押ししてくれるこの学科があったことで救われましたね。ただ、当初は漠然と「就職しなきゃ」と考えていました。そこから2年間の心理学の授業や先生方の指導を通して、目標や人間性までじっくりと再確認できたことで今の自分があります。現在は、作業療法と心理学の両方の学びを生かし、ホテルマンとしてさまざまな人に喜んでもらうことが目標です。先生方が将来を一緒に考え、後押ししてくれるからこそ安心して歩めます。
“やりたいこと”も“成長”も具体化できた4年間。
4年生
望月 晶さん
山梨県立日川高等学校出身
4月からは、福祉職として県庁で勤めることが決まりました。ただ入学当初は、「悩んでいる人たちと向き合いたい」という思いだけでした。ビジョンが明確になったのは、ボランティアを通じて社会福祉士の活躍を目にしてから。“丁寧に話を聞いて、丁寧に応える”姿が自然と目標となり、県庁で福祉の根幹に関わりつつ専門性を確立させたいと考えました。試験が終わり、今は調査・研究の手法を身につけることを目的として卒論に取り組んでいます。やりたいことを後押ししてくれる環境を活用し、卒業まで少しでも成長したいと思います。
卒業後の進路
就職データ(2019年度実績)
主な就職先
[公務員・各種公的団体]
山梨県庁、甲府市役所、北杜市役所、富士河口湖町役場、山梨県社会福祉事業団、笛吹市社会協議会
[医療施設]
山梨県立北病院、山梨赤十字病院、山梨厚生病院、住吉病院、加納岩総合病院
[障害児・児童施設]
山梨県立甲陽学園、山梨県手をつなぐ親の会、相談支援事業所エール、白樺園、八ヶ岳名水会、聖ヨハネ会
[民間企業]
〈小売〉(株)クスリのサンロード、ツルハホールディングス、(株)アセラ
〈食品〉オオタ総合食品(株)、富士山の銘水(株)、(株)オギノ
〈サービス〉梨北農業協同組合、(株)ジットセレモニー
〈観光〉富士観光開発(株)、(株)富士レークホテル
〈金融〉都留信用組合、山梨県民信用金庫
〈インターネット・通信〉CATV富士五湖、アイ・ティー・エックス(株)
〈製造・販売〉豊前医化(株)、(株)富士根産業
[進学]
福島大学大学院、国際医療福祉大学大学院、東洋大学大学院