渡辺 俊太郎 助教

子どもたちの発達障害は、早期発見がとても重要になります。なぜなら、発覚が遅れるほど失敗体験が積み重なり、自信を喪失させてしまうからです。それを防ぎ、子どもたちがより主体的な生活を送れるように、乳幼児健診の際に疾患を発見しようということが私の研究の目的です。

そこで必須となるのが、臨床データの収集です。クリニックや小学校、保育園など、できれば学生にもそういった現場を体験して欲しいですね。生の情報を体感することで、「その患者さんに何が必要なのか」を考えるきっかけを掴んでもらいたいのです。私はあくまで黒子として学生の能動的に学ぶ姿勢や発想力、創造性を育む後押しをしています。きっとそれは、リハビリだけでなく、自分の人生を考えることにもつながります。