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臨海実習に理学療法学科、作業療法学科の学生が参加しました

2023年2月3日

【概要】
1月23日(月)~26日(木)の日程で、静岡県下田市にある筑波大学下田臨海実験センターにて、本学主催の臨海実習を行いました。
本年度は、本学理学療法学科(1年生1名、2年生1)および作業療法学科(1年生1)、山梨大学医学部(2年生1名)が参加しました。  

1日目に鍋田湾での磯採集、2日目に船に乗船し下田沖でのプランクトン採集を実施しました。
3日目には、採集した海洋生物の分類や自分で考えた実験をまとめて、研究発表会をおこないました。

臨海実習実施にあたりご協力いただきました、筑波大学下田臨海実験センターの中野裕昭先生およびスタッフの方々、塙宗継先生(山梨大学解剖学講座構造生物学教室)に深く感謝申し上げます。

 

 

【学生の感想】
下田臨海実習を終えて、海と生き物について考える時間が多く、数日間で多くの経験をすることが出来た。

鍋田湾での磯採集や下田沖に出ての船でのプランクトン採集は、これまで経験にないことで、海の生き物と触れ合う機会もほとんど今回がはじめての経験だった。

分野が異なると思っていた海洋生物の海綿動物から抗がん剤が発見されていることや神経の機能解明の研究にアメフラシが用いられていることなどを知り、医療との繋がりを学ぶことができ、楽しく多くの経験をすることが出来た4日間となった。

はじめての交流や他校の学生との関わりを持ち、数日間生活を送ったという事も、大きな経験になったと思う。
今後生活を行う中で、今回の学びを少しでも意識することがすることが出来たらと思う。 

理学療法学科1
相田 青空

 

初日の磯採集では天候が悪く潮位も高かったため、沢山の生物を見つけることはできませんでした。
しかし、臨海実験センターの実験室に戻って、顕微鏡を使って海藻や石を観察したところ、クモヒトデなどの沢山の生き物を発見することができました。

2日目は午前中につくばⅡという名前の船に乗ってプランクトンネットを使ってプランクトン採集をしました。
下田沖と湾内の2箇所でそれぞれ目の粗いネットと細かいネットを使って採集しました。
普段、船に乗る機会があまりないので、とても貴重な体験ができて嬉しかったです。
採集したプランクトンは、実験室に戻ってから顕微鏡を使って観察しましたが、自分の目でプランクトンを見るのは初めてだったので、大変感動しました。
また、採集場所やプランクトンネットの違いによって、異なる種類・形態のプランクトンがいたので、とても興味深く観察することができました。

3日目は一日中、研究発表に向けて観察とPower Pointの制作を進めていきました。
しかし、午後に任意で磯採集ができると聞いて、初日にあまり見つけられなかったので今日こそはとリベンジのため、再度磯採集に参加しました。
その日は天気もよく潮位も低かったので、初日と比べて多くの生き物を採集することができました。
初日には採集できなかったウミウシ、カニの子供、貝類、ハゼの子供等を自分の手で採集することができました。

夕食後に研究発表をしましたが、自分の伝えたいことがうまく相手に伝えることができていなかった点があったので、来年は余裕を持って発表できるように研究の準備をしたいと思います。
次回の研究テーマも決めたので、来年もまた行きたいと思います。

作業療法学科1
稲森 翔一

 

今回の下田臨海実習では、自分の価値観と視野を大きく拡げることができるような、貴重な体験を数多く行うことが出来ました。
具体的な例を一つ挙げるとしたら、大きな船に乗って採取してきたプランクトンを顕微鏡で覗くことで、まるで宇宙の星のような生物達が、多種多様に存在するのが実際に観察することができました。その光景に圧倒された感覚が今でも蘇ってきます。
また、ただ観察するだけでなく、自分の疑問点などを実習で得た経験から答えを調べ、考え研究するという大学らしい活動も行えることができ、自分の学術的レベルも上げることが出来たと実感出来る実習となりました。

この活動の中心となってくれた、志茂聡先生、そして、山梨大学の塙宗継先生に心からの感謝の気持ちを伝えたいと思います。

理学療法学科2
志村 匡平