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学長あいさつ

 2024年4月吉日

 健康科学大学は、医療・保健・福祉の専門職養成を求める地域の声にこたえるべく、2003年4月、現在の富士山キャンパスの地に、健康科学部・理学療法学科、作業療法学科、福祉心理学科の3学科で開学し2016年4月、桂川キャンパスに看護学部看護学科を開設しました。その後、2022年4月に福祉心理学科を人間コミュニケーション学科へと改編し、続く2023年4月、理学療法学科と作業療法学科がリハビリテーション学科として生まれ変わり現在に至っております。
 リハビリテーション学科と看護学科では、ヒューマン・コミュニケーションを基本とした、豊かな人間性と高い倫理性に立脚した、高度な専門性を備えた人材の育成を目指しております。人間コミュニケーション学科では、医療専門職とは別に、人間性を高める教育やリベラルアーツ教育を取り入れるなど、民間企業や公務員等を目指す学生に間口を広げております。そして、学科を問わず全学で、今後ますます多様化・複雑化する社会において、様々な複合的問題に立ち向かうことができる課題解決能力を備えた人材の育成を目指しています。
医療専門職をはじめとする様々な分野で活躍する健康科学大学の卒業生は、それぞれの現場で、常に日常生活に何らかの困難を感じている方々と接することが多くなります。そこで必要となるのは、まず、相手のために尽くそうとする“誠実な心”です。そして、様々な問題点を発見し、解決策を“考え実行していく力”です。そのような力を養うための体制づくりを強化していることこそが、本学の教育の大きな特徴と言えるでしょう。
 

 このように、本学では誠実な心を持った「豊かな人間力」と、実学重視の教育で養う「専門力」の両方を身につけた人材を地域に輩出することで、「地域共生」を実現することをその使命と考えております。これからの社会を担う若い学生が、標高1,000mの日本一富士山に近い富士山キャンパスと、豊かな緑と水のせせらぎに囲まれた桂川キャンパスの2つのキャンパスに集い、卒業後にはそれぞれの地域社会で活躍できる、そのような有用な人材を育成する大学であり続けたいと考えます。

   

学長 樫本 温