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卒業生インタビュー
勝俣 岳太 さん
東京都内訪問リハビリテーション会社勤務 作業療法士

2008年度 作業療法学科卒業生
山梨県立吉田高等学校出身
利用者さんの横でいつも笑っていられるセラピストでありたい

 地元、山梨で4年間の病院勤務を経て、結婚を機に上京。現在は、前職時代から関心のあった訪問看護・リハビリ専門の職場で、作業療法士(OT)として汗を流している勝俣さん。身体を動かす、ほぐすといった身体的なリハビリはもちろん、認知症の方には編み物や習字など手作業を介したリハビリを、子どもには遊びを通した機能改善をと、利用者の状況に合わせたリハビリを考案して行っている。「中学生の頃、祖父が脳梗塞で入院した病院で、祖父とOTさんとの関わりを見ていたんです。とても優しそうな方で、祖父も楽しそうにリハビリしていた。こんな仕事があるのかと思ったのがOTをめざしたきっかけでした」。ほどなく地元に健康科学大学が開学した巡り合わせもあり、天職との運命的な出会いが果たされた。
作業療法士は認知度の面で、理学療法士にやや水をあけられている感もあるが「例えば昨日鉛筆も持てなかった人が、今日は少し書けるようになったなど、小さいけれどいろんな変化が日々見られる。OTのリハビリにはいろんな領域があるのでその中で、自分なりの方向性が見つけられることが魅力です」。大学時代、尊敬できる恩師達との出会いに恵まれ、その姿を見ているうちにやがて「こんなセラピストになりたい」と理想のOT像が心に刻まれたという。「志を同じくする後輩にどんどん入って来てほしい。僕も単に技術を伝えるだけでなく、人としての寄り添い方を一緒に考える先輩でありたい」と、未来の後輩たちへも熱いメッセージを送る。
勝俣さんがリハビリ担当として通い始めて2年半になる利用者・千村 淳さんのお母様にもお話を伺えた。「週1回、勝俣さんが身体をほぐしてくれる時間は息子がリラックスしているのが分かる。リハビリや福祉の厳しい現実の中でセラピストの持つ『明るさ』は大切。常に明るい勝俣さんは、老若男女皆から愛されます」。直接、身体に触れる仕事ゆえに「こちらの“気持ち”がダイレクトに伝わってしまう。自分が楽しんでいないと、利者さんも楽しくないので」。本来、痛いこと・辛いことでもあるリハビリのネガティブな面を、ポジティブに変える魔法を身に付けつつある勝俣さん。10年後も20年後も、患者さんの横で笑っていられるセラピストでいたい、と笑顔を見せた。

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